ベルイマン島にて

ベルイマンというのが映画監督の名前であることをこの映画で知った。

20世紀最大の巨匠との名声を持つイングマール・ベルイマン監督が晩年に住んだ島に

訪れた映画監督カップルが過ごした日々を、ベルイマン監督へのオマージュと、現実と創作を織り交ぜた劇中劇のような構成で表した。

ベルイマン監督のことを知っていたらもっとこの映画の楽しさを味わえたに違いないが、知らなくても楽しめる内容であった。

特段と事件などが起こるわけではないが、現実と映画(非現実)の境目が消えてしまっているかのようなこの島で、新たな物語(映画)がいつの間にか始まっていくというファンタジーでもある。

 

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